肋骨の痛みは骨折やひびではなく、肋骨の歪みだった

「一週間前に、足元が滑って、転びそうになった時に、体を捻ってから、肋骨の痛みがあるんです」
という60代自営業のHさん。腰痛、肩こりで、定期的に通われてるお客様です。

「それでは、一週間、肋骨の痛みで辛かったでしょう?すぐ来院されたら良かったのに」

「折れてたり、ひびが入っていたらと、思って様子を見てました」

「そうですか、完全に転んで肋骨を打ったのではないですね、それなら、たぶん肋骨のずれと筋肉の損傷だと思いますよ、早速チェックしましょうね」
先ず肋骨をチェックすると、体全体が捻じれていて、背中の右側の肋骨の5番から9番まで後方下方に飛び出ていています。右脇から10センチ位から下と同じ位置の右前側に痛みがあり、痛みの位置とも一致します。

調整に入ります。まず一番大きく歪んでいる、肋骨8番を背中側から、ゆっくり、じんわり調整します。
当院では、バキッ!ポキッ!というような、一瞬で力をかけて調整する事はしません。肋骨一本一本ゆっくりじっくり調整します。この調整方法は痛みや恐怖感がなく、脊髄まで、しっかり調整出来ます。
続いて、5番、9番、6番、7番の順に調整しました。

「はい、ゆっくり起きてみて下さい」

「あれ?痛くない、触るとちょっと痛みがありますが、動いても痛くないです。あ~すぐこちらに来れば良かった」

「滑った時に、転ばないようにとっさに体全体に力が入り体が捻じれ、捻じれた状態のまま体が固まってしまったので、肋骨もずれたのでしょう、これで筋肉は引っ張られないようになったので、痛みが軽くなったのでしょう?ずれた状態は回避されたので、筋肉の損傷も良くなると思いますよ。でも肋骨に小さい歪みがまだ残っているので、今週中にもう一度来て下さいね」

「わかりました、ありがとうございます」

急に体を捻った後に肋骨に痛みが出たりする時も、この状況と同じ事が起きている場合が多いです。

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