何もしないで動かない事が腰痛やぎっくり腰の原因だった!

「今朝、起きて顔を洗っていたら、腰がギクッて来て、それからギックリ腰のような状態になって、動くたびにギクッと痛いんです」

と、腰を曲げて来院してきた78歳の女性Mさん。かなり痛い様子。

「ギクっとなる前に、腰痛は無かったですか?それといつもと違う事しませんでしたか?思い当たる事があったら教えてください」

「最近、ちょっと腰がだるくて少し腰痛があったかもしれないで。でも普段と違うことは何にもして無いね、逆に何にもしてないね、どうして痛いんですかね?」

「ひょっとすると、何もしてないのが、原因かもしれませんよ、健康を保つには適度な運動が必要ですよ」

とういった会話をしたのち、身体をチェック、前屈、後屈、横倒し、捻り、どの姿勢もしづらくて、しかもギクってなる様です。

まずは仰向けで、前側、腹部の筋肉をチェック、腹部の筋肉はがっちり固まっていて、太ももの前側も固まっています。

続いて背中面、どこを押しても痛ててと呼吸も荒くなります。

Mさん、全身固まって完全な血行不良ですね、どこ押しても痛いでしょう?激しい運動するか、何時間も同じ姿勢で、しかも何日も続けないとここまで酷くなりませんよ」

「あ、そういえば、最近雪の日も多いし、寒いのでずっと日課の散歩もさぼり、外出もしてなくて、ここんところ日中はトイレと食事以外はソファーに座ってテレビばかりを観てました」

「やはりそうですか、Mさんの身体はソファーに座ったままの状態に身体に身体が固まったってしまったのです。なのでそれ以上動かすとギクっと強い痛みが来るんですよ。この状態だと良くないので、暫く毎日通って下さいね」

「分かりました。よろしくお願いします」

その後5日間筋肉の調整を中心に運動療法も行いました。

5日後のMさんの感想

「先生、楽になりました。もうこんな目に合うのは嫌なので、一日中テレビ観るのをやめて、運動もします」

「そうですね、それでも多少は筋肉は硬くなるので、月に一度はメンテナンスに来て下さいね」

「分かりました、今回は本当にありがとうございました」

重いものを絶えず持つような重労働でもギックリ腰になりますが、動かない状態を長い時間続けると全身が固まってギックリ腰になる場合もありますので、適度な運動は健康維持には必要です。

ちなみに仲の良い夫婦は腰痛になりにくいというデーターもありますよ(笑)

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