【肩こり・背中の痛み】 帝王切開で生まれた事との関係

20代女性。
ギターやピアノを弾く音楽好きなNさん

【症状】
肩こり、背中の痛み、肩甲骨の違和感

【打撲暦】
スノーボード、スキーでの転倒
帝王切開で生まれた。

まずNさんの後姿を見ると左肩が上がり前側に巻き込んでいる。
左肩甲骨も上がりさらに盛り上がっています。
しかも素人が見てもはっきり分かる位ずれています。

自分「左肩かなりきついでしょう?」

Nさん「いつも凝っていて、肩甲骨には違う生き物がいるみたいな違和感があるんです」

さらに触診していくと転倒して打ったような歪みがありましたが、それほど大きくありません。
左肩がここまで歪む原因ではないと思いました。

次にじっくり頭骨のチェックしていたら、大きな歪みを発見!
これが原因とはっきり思いました。

打撲暦にもあるように、「帝王切開で生まれた」ということ

帝王切開で生まれた場合、お母さんの産道を通過していません。
通常、赤ちゃんは産道を通る際に、頭蓋骨が産道の圧力だ閉じるのですが、
帝王切開の場合は産道を通らないので、頭骨が開いたままのです。

さらにNさんは、鼻を打っているようです。
はっきり、鼻に打った傷と歪みがありました。
頭骨がはまりきっていない状態で、鼻を打っているので、さらに頭骨が横に開いています。

たぶん本人が覚えていない、1歳前後の事だと思います。

さっそく施術に入ります。
まず鼻を打った衝撃で捻れてしまった、側頭骨。
続いて、鼻、顔面骨、後頭骨を何箇所かに分け同時に調整。
そして、広がっている側頭骨を閉じ、一回目終了。

自分「ハイ、ゆっくり立ち上がってみて」

Nさん「あっ!!」

自分「肩、どうですか?」

N「あれ、肩甲骨にいたものが無い」

自分「良かったですね」

N「肩も楽です。どうして?肩触ってないのに????」

自分「頭の骨が大きく開いて、さらに捻れていたから、そのバランスをとって歪んでいたんですよ」

N 「ありがとうございます」と満面の笑顔

まだ頭骨の歪み、転んだ歪みがあるので、通って頂くことに。

産道を通らず広がった頭骨に、鼻を打つような衝撃が加わると、さらに頭骨が広がり捻れも強くなります。これだけ頭骨が歪むと、体はバランスをとり目に見えるくらい歪みます。

帝王切開を否定している訳では、ありません。
命を救う事が、最優先だと思います。

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