以前より定期的に通われているOさん(80代女性)から先月の始め電話があった。
Oさん 「先生、昨日家で転んでしまって、動けなかったので娘に病院連れて行ってもらったら、腰の骨が折れていると言われました。しばらくそちらに通えなくなりました」
自分 「分かりました。大事にして下さい、骨がくっついたら調整に来て下さい。転んであちこち歪んでると思いますので」
Oさん 「その時はまたよろしくお願いします」
電話を切って1ヶ月、Oさんからまた電話が来ました。
Oさん 「腰がすごく痛いんです。起きる上がるのが大変で、そのたび腕に力を入れてるので腕も痛いので、腕だけでも痛みが楽になりたいので、先生見てください」
自分 「調整が出来るかどうか、骨折の具合がどうか、チェックしないと分からないので、こちらに来れそうですか?」
Oさん 「伺えると思いますので、よろしくお願いします」
しばらく待っているとOさんが到着。
さっそくチェック。
まず痛みの箇所を確認、右臀部一体で、仙骨、腸骨、尾骨全て、前方に変位していました。
骨折したいる箇所は痛くないそうなので、この劇痛はの根源は右臀部の変位と判断し、腰椎に負担をかけないように、仙骨、腸骨、尾骨を少しづつ調整。
ゆっくり起きてもらうと
Oさん 「さっきよりずいぶん楽です」
起き上がるとき、少し痛みで顔をゆがめていましたが、腰が曲がってようやく歩いてきた先程とは違い、背筋がのびて、歩きやすそうです。
自分 「1週間後にまた調整しましょう、来週はもっと楽になりますよ」
1週間後、再び来院。
Oさん「先週あれから帰ったあと、さらに楽になりました」
自分 「じゃ今日も調整しましょうね」
調整後、起き上がる時はまだ痛そうでしたが、階段を先週より楽に下りれてるようでした。
Oさん「先生、すごく楽になってきました。骨折の病院治療とここでの調整を両方通って早く治します」
自分 「ゆっくり、良くしましょうね、でも骨折を直すのが最優先ですよ」
今回のケース、1ヶ月の間、一度痛みが治まりかけたあと今の箇所の痛みが強く痛み出したらしく、骨折は病院の処置により早く回復していたが、しりもちをついて大きく歪んだ右の臀部の骨が強い痛み出していたと考えられます。
骨折が完治しているのに、痛みが残るという方、今回のようなケースになっているかもしれません。則嘉
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