何年か前の話ですが、昨日から大雪が降って、このような症状が出るのでは、と思い掲載します。
当院のオープン当初からご家族でご利用いただいているお宅の奥様より電話が入りました。
「主人のKがお風呂を上がった後、急に首が寝違いのような症状になり強い首痛で動けなくなってしまいました。来ていただけますでしょうか?」
ご主人Kさんは60代の男性で、以前にギックリ腰、肩こり等で何度か当院に来られています。
空き時間まで待ってもらい伺うと、横になったまま全く動けない状態で、辛い表情をしていました。
早速チェックすると、首、肩、背中がかなり固くなっていました。
ちょっと触れると「痛てててっ」と施術をほとんど出来ない状態でした。
お風呂の後になったという事なので、かなりの炎症が起きていると思われました。
少しづつソフトに施術をし痛みが強く残っているが少し動けるようになったところで、
お風呂を上がってすぐになったという事なので、脳の異常の可能性も考え、念の為病院の受診をお勧めしてその日は帰って来ました。
翌日Kさんの奥様から
「昨日は有難うございました。病院を受診して来ましたが、脳も首の骨も異常はありませんでした。病院の先生は、筋肉の炎症だろうと言ってましたので、先生に施術をお願いしようと思います。まだ動くのが大変なので、来て頂けますでしょうか?」
その後お宅に伺い、再度チェックしてみると、腕の張りがかなり強い状態でした。
「最近、腕を酷使するような作業はされてないですか?」 と尋ねると。
「今週は毎日ずっと雪が降り続いていたので、敷地内の除雪をするのに1日何時間も除雪機を操作していました。ここ一週間ずっとですね」
Kさんの家の敷地は、商売をしているので敷地が広く大きめの除雪機を操作しても何時間もかかるそうです。しかも大きな除雪機を操作するのに腕に相当負担がかかり、腕も筋肉が硬直し縮まった事により、首の筋肉が引っ張られているうちに限界を超え、強い首痛になってようです。
腕の筋肉をほぐし、肘関節、肩関節を調整し、首肩の調整を3日続けて施術を行った後、首痛は楽になったそうです。
除雪機の操作にはレバーを握る、除雪機をターンさせる、角度を調節する為に持ち上げたり押し込んだり等の作業があり、何時間も操作し続けた場合、腕にかなりダメージが起こり様々な不具合が起こる事が考えられますので、毎日操作される方は腕のセルフマッサージ等、ケアされる事をお勧め致します。
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