「酷い首痛とひじ痛で夜も眠れないんです」
と首痛とひじ痛でお悩みの60代会社役員のKさん 出張でお宅まで伺いました。
左の首から、ひじにかけて強い痛みがあるそうです。
早速、身体をチェックすると、全体的に身体が左に捻じれていました。
特に首が左側に大きく捻じれていました。
右肩は前に出ていて完全なの猫背になっていて、左の背中が盛り上がり左首から肩、腕とかなり筋肉が硬直していました。
「何か、身体が捻じれるような作業はされてますか?」
「う~ん? 敷地内の除雪の為に毎日ショベルカーを操作していますが、他には思い当たる事が無いですね」
ショベルカーの操作だけではならない位の大きな捻じれでした。
その時私の目線がKさん宅のテレビに目が行きました。
「Kさんはテレビを観る時このソファーでご覧になりますか?」
「はい、食事中の他はそのソファーで座って観ています」
「Kさん、原因がわかりました。ちょっとソファーに座ってテレビを観る姿勢をして下さい、首が絶えず左に向いているでしょう?」
「そうですね」
実はKさん宅のリビングのテレビは入口から見て左角に設置してあり、そのすぐ前から、左側の壁にソファーが設置されています。このソファーでテレビを観る場合絶えず首を左に向いてないとなりません。
「テレビを観る場合何時間も左を向きっぱなしになるでしょう、そうすると左を向いた姿勢で固まってしまいます。首が雑巾をしぼったような状態になり、首の筋肉が縮まってしまいます。そうすると神経を圧迫することになりますので、強い痛みやしびれが出てきます」
「ああ、言われて見れば、長時間テレビを観た日の夜は特に辛いですね」
「はい、では身体の捻じれと筋肉の硬直を取る施術をしていきますね、それとテレビの観方をちょっと考えてみて下さいね」
「分かりました、よろしくお願いします」
その後週一回の施術を行い1ヶ月後
「だいぶ、痛みが和らいで来ました。テレビも何時間も同じソファーで観ないで、違う場所からも観るよう心掛けています。ありがとうございました」
特に、片側の首や腕が痛くしびれる方は、ご自宅のテレビとソファーの位置を確認してみて下さい。
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