難病の影響で、相当の冷え性でしたが、こちらへ通い始めてから、だいぶ冷え性が解消されて来ました。

「強皮病という難病を患っていて、薬を飲んでいるのですが、その影響なのか、真夏でも、タイツ2枚が離せない位の冷え性なんです」

とかなりの冷え性で悩んでいる60代女性のAさん
強皮病とは、全身の皮膚が硬くなる他、内臓にも病変を発症する原因不明の慢性疾患だそうです。

「大変なご病気ですね、全身の皮膚が硬くなるという事は、相当血行が悪いと推測されますね、少しでも血行が良くなるように施術を進めて行きたいと思います」

「お願い致します」

「他に、不快な症状はありますか?」

「腰痛、首痛、肩の痛み、肩こりですね」

早速チェックすると、骨盤と仙骨の歪みが大きく、その影響で背骨も曲がり、かなり猫背になっています。
皮膚はもちろん硬いでですが、筋肉もかなり固くなっていて、相当血行が悪いのはすぐに分かりました。

「Aさん、簡単に冷え性が解消出来る状態ではないかもしれませんね、暫く通って下さいね」

「分かりました。よろしくお願い致します」

それから、週一回か二週間に一回ペースで施術がスタートしました。
筋肉が相当硬いので少しの作業や、雪かきで、腰痛、首痛、腕肩の痛みが出ている状態で、何度も症状が再発しました。
筋肉もすぐ硬く戻ってしまう状況でした。
しかし繰り返し調整と施術してくと、冷え性の大きな原因が見えてきました。
腹部の筋肉の硬直による冷えです。
腹部の筋肉の調整を中心に施術を進めていた結果、背骨の曲がりや、猫背も少しづつ改善し、腰痛などの症状が緩和され、少しづつ、筋肉も柔らかくなって来て、血流も良くなり顔色も良くなって来ました。

そして、最初の来院から9か月目の来院時。
「先生、御蔭さまで、今年の冬は、例年より冷え性がきつく無く、タイツも1枚少なくてすみました」

「そうですか、最近顔色も良いですもんね」

「今年の夏が、今から楽しみです。タイツ履かないで過ごせるのではないかと」

「大丈夫ですよ、血行がかなり良くなって来ているので、夏は素足で出かけられるかもしれませんね、でも夏に薄着をし過ぎて、秋になって影響が出てきて、冷え性が再発する方もいらっしゃいますので、気を付けて下さいね」

「ありがとうございます。はい、気を付けます」

冷え性でお悩みの方で、お腹の筋肉が硬直していて冷えていると、末端の指先や、爪先をいくら温めても冷え性は緩和しません。
まずは、お腹を温めてみると、末端の冷え性が緩和する場合多いですね。

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