「最近、歩行困難で、全身が痛い痛いんです」
高齢者のように歩幅が短くようやく歩いて来院されたのは、60代の男性Tさん。
すでにその姿を見るだけで、大きな歪みが複数あると察しました。
「交通事故か、強く身体に衝撃受けたことあるでしょう?」
「30代の頃に交通事故を起こして車が横転し崖から転落、左足が複雑骨折、内臓破裂で87針縫って全治6か月の重傷でしたが、なんとか命だけは助かりました」
「やはり、そうでしたか、通常の生活で、ここまで歪まないので」
左足は完全に変形しています。
身体もS字に曲がり、腰も前に曲がっています。
肩甲骨と鎖骨の関節は外れた状態です。
「辛かったでしょう、今まで良く我慢してましたね、少し長く掛かるかも知れないけど、一緒に頑張りましょうね」
「はい、よろしくお願いします」
歪みが全身に及んでいるので少しずつ少しずつの調整でした。
5回目の調整の後のTさん
「痛みはあるけど、だいぶ歩きやすくなりました。仕事のバイクにも今は乗れます。ありがたいです」
「少しずつ歪みを取って行きましょうね、まだまだ歪みはあるけれど、必ず痛みも取れて来ると思いますよ。あきらめずに行きましょう」
「ありがとうございます、これからもよろしくお願いします」
これだけの衝撃を受けていると、元どうりの骨格に戻すのはかなり難しいですが、諦めずに調整していけば、少しずつ症状は和らいで行くと思います。
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