腰痛と股関節痛の原因は、学生の頃の足首骨折だった

「若いころから腰痛と股関節痛で色んな治療を試しましたが、結局良くならなかったんです。どこも腰と股関節しか、診てもらえなくて、でもこちらのホームページをみたら、『腰痛の原因は腰ではない可能性があります』と載っていたのでもしかしたらと思い、片道2時間のところに住んでいてでこちらは遠いんですが、見てもらいたいと思い予約しました。こちらで腰痛と股間節痛が良くならなかったら、諦めようと思っています」

という、40代の女性Yさん。良いと聞いた療法を何十種類も試したそうです。

「そうでしたか、遠いところわざわざありがとうございます。わかりました。一緒に原因を探って行きましょう」

先ず、全体をチェックしていきます。痛みのある右の股関節は、内側に食い込んでいました。その影響で骨盤も捻じれており、間違いなく股関節、腰に負担がかかっており、腰痛、股関節痛が出てもおかしくない状態でした。さらに初回のチェックシートに、学生時代にバレーボールをしていて右足首を骨折したと書かれていたので、右足首をチェックしました。骨折の衝撃で、足首が歪んでしまっていて、骨がくっついた後も歪みはそのまま残っていました。

調整に入ります。
先ず右の股関節が内側にかなり食い込んでいるので、引き出すように調整。
続いて、足首のねじれの調整。(踵の内方変位、足の小指側の下方変位、脛の骨の外方変位など足首の調整)
以上の調整で、骨盤歪みは自然と無くなりました。

「Yさん、原因が分かりました。学生時代に骨折した衝撃で足首が歪んでしまい、その歪みが骨折が治った後も残っていて、その歪みによって右足にかかる体重が特に、足の外側にかかる様な状態になっています。体重が右だけ外側にかかることによって股関節がうちに食い込んでしまうので、股関節痛が起き、さらにそのことが原因で、骨盤が歪み腰に負担がかかり、腰痛を引き起していたと考えられます。では起きてみましょう」

「あっ、楽です。股関節や腰が原因じゃなかったんですね、びっくりです」

「はい、なので腰や股関節をいくら施術しても良くならないんです。足首を骨折してからすでに30年も経っているので、一度の調整では元通りにはなりません。遠くて大変でしょうけど、暫く通って下さいね」

「分かりました、頑張って通います。よろしくお願いします。諦める前にこちらに来て良かったです」

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